新型コロナウィルスの影響で、ついに緊急事態宣言が日本全国に出されてしまいました。
東京は一足先に発令されていたので、必要最低限以外の外出は自粛するように勧められ、東京営業所は4月初めから在宅勤務となっています。
先月までは何となく楽観視されていた新型コロナウィルスですが、まさかこんなにひどい状況になりここまで長引くとは、考えてもみなかったのではないでしょうか。
1月末の春節時に入国制限をかけてくれていたら、ここまでの事態になってなかったのではと… 本当に悔やまれます。
スーパーでもハンドソープやキッチンペーパー、除菌類はいつも品薄で購入制限がかかっています。
今まで好きな時に外出ができ、買い物したり仕事もさせて頂けるという事は、当たり前の事だと思っていましたが、決して当たり前ではなく、今までの価値観を変えていかないといけないのかもしれません。健康でいられること、普通に生活ができることはこんなにありがたかったのかと、改めて感謝の気持ちが自然と沸いてきますね。
不要不急以外の外出は自粛をするよう求められているので、休日も外出はままならないので、なるべく家族以外とは接触しないように努めていますが、たまには家の近くをウォーキングしたりして、自粛ムードで何となく暗い世の中ですので気持ちはだけは少しでも明るくしようと心がけています。
そんなウォーキング途中に、家族連れで少し賑わっていた公園がありました。人数が多めだったので多少の不安を感じましたが、子供達も家にいるばかりではストレスが溜まってしまうので、たまには外遊びで気分転換も必要ですね。
大きな船の遊具が印象的な公園は「埠頭公園」という場所で、今から110年前の1910(明治43)年11月28日に芝浦埋立地(現在の芝浦ふ頭)より、漁船を整備しなおした204トンの木造船「開南丸」で、白瀬中尉らが日本で初めて南極探検に出発した場所にあります。
園内には、開南丸を模倣した船の木製遊具や、南極大陸を表した滝と池、ペンギンも作られていて見た目にも楽しそうな公園です。
砕氷艦初代しらせのスクリュープロペラも展示されています。
また、こちらの公園の裏手には少年野球場があり、1920(大正9)年、早稲田大学野球部のOBが中心となって作られた、日本で最初のプロ野球チーム「日本運動協会(通称、芝浦野球協会)」発祥の地にもなっています。
港区には歴史的史跡が多くあるので、ウォーキング途中に色々な発見があり、過去があって今に繋がっているのだなと思うとワクワクしてきます。
いつまでこの状態が続くのか、いつになったら普通の生活に戻れるのか、先が読めず不安ですが、今までも様々な困難に立ち向かい日本人は乗り越えてきたので、この難局もきっと乗り越えていけることと願うばかりです。
東京営業所 吉岡