今日10月15日から1週間『新聞週間』が始まるそうです。
新聞週間とは・・・社団法人日本新聞協会が1948年(昭和23)から毎年10月、1週間にわたって催す年中行事。初め占領軍の示唆でアメリカの「ニューズペーパー・ウィーク」と呼応して催された。行事の主眼は、読者に新聞の重要性を知らせ、新聞と読者との結び付きを強化すること。同時に、新聞・放送に携わる者が「言論・報道の自由」を守り、いっそうの発展を期する覚悟を新たにすることを目標にしている。週間中、新聞紙面を通じ趣旨の徹底を図るほか、標語募集などを行う。また、新聞協会加盟各社の幹部が集まって全国新聞大会を開き、その年の重要問題について研究討議を行う。58年から「新聞広告の日」、62年から「新聞少年の日」が週間中に設けられている。
-日本大百科全書の解説-
他にもキャッチフレーズや新聞感想文などいくつかの募集があるようです。2020年度(第73回)の「新聞週間標語」の入選作は代表標語「危機のとき 確かな情報 頼れる新聞」です。
そして広告会社などのクリエイティブ部門は賞を取れたら、それはそれは知名度も上がり盛り上がるでしょうね。
世の中ネット版が進む中ですが、月決めで紙の新聞をとっている家庭は66.6%。
年々落ち込んできているそうです。
私の家では地元の「静岡新聞」を長年取り続けていますが、全体的には「全国紙」が50%弱を占めるようです。昔は新聞配達をしながら学校に通う新聞奨学生が新聞配達を支えていた時代があります。時代の変化を表すようですね。
朝日新聞の見出しは『事実を追う、権力を問う 新聞週間2020』でした。
その中で「事実を追う」に目が行ってしまいました。実際「事実なのか?」と思うような記事や事実であれば晒すようなものでも何でも良いのかと思うような内容のものもあります。
あふれる情報の中で「紙で読む」という良さを生かした内容や読み手が想像力を発揮出来るような惹かれる文章に今後も期待したいと思います。私はまだ本も新聞も『紙』で読む派なので、まだまだ「新聞紙」として頑張って欲しいと思うのでした。
そして今年はどうしてもコロナとの関係は切っては考えられない日々の生活、講演その他の行事は中止となったそうです。